クレヨン、クレパス、オイルパステルで描いた画面を保護する方法
クレヨンやクレパス、オイルパステルで描いた画面は、ベタベタしますよね?
あれってどうにかならない?
そんな疑問にお答えします。
ちなみに「クレパス」は、1925年に株式会社サクラクレパスが開発した画材です。
クレヨンは元々は顔料(色の元になる粉)と固形ワックス(蝋、ろう)で練り固めた、硬めの画材でした。
最近は(特に日本では)そこの体質顔料(練の硬さなどを調節する粉)と液体油をまぜて作られた、柔らかめのクレヨンが主流となっています。
ただし、海外では顔料と固形ワックスのみで作られた、硬めのクレヨンの方が主流のようです。顔料と固形ワックスのみで作られたクレヨンは、やや硬くできています。
クレヨン、クレパス、オイルパステルの違いをザックリ簡単に言うと
クレヨン:やや硬め、線を描くのに向いている。
クレパス:柔らかい、クレヨンより油分が多い。面を塗るのに向いている、
オイルパステル:クレパスの一般名称。クレパスとオイルパステルはほぼ同じ。
*ただし各メーカーによって、やわらかさなどは異なる。
こんな感じです。
前置きが長くなりましたが、クレヨン、クレパス、オイルパステルは油分が含まれてます。(クレヨンは日本の液体油が入っているものを、ここでは基準としています。)
完全に固まらないので、画面がベタベタしたままです。
その画面を保護するのに、最も手軽な方法は「コート剤」で保護する方法です。
◆おすすめ画材◆
クレヨンコート
![]() |
価格:1,830円 |
マットバーニッシュスプレー
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ホルベイン アクリリック マットバーニッシュ スクイズボトル 200ml 価格:1,501円 |
どちらもクレヨン、クレパス、オイルパステルの表面保護に使用できます。
マットな質感で、色の変色もありません。
◆使い方◆
画面を手で持つか、壁などに立てかけてからスプレーしますが
壁にスプレーが付いてしまうとマズイ場合は、段ボールの中などに立てかけてスプレーすると良いです。
けっこう匂いが強いので、外で使用するのがお勧めです。
室内で使う場合は、換気を良くして使用しましょう。
画面から30cmほどはなれたところからスプレーします。
この時、画面にまんべんなくスプレーしていきます。
同じ個所をずっとスプレーすると、液だれしてきてしまうので注意しましょう。
ボトルを持って「Z」を書くような感じで、左から右⇒斜め下⇒左から右・・・のように、画面全体をまんべんなくスプレーするのがコツです。
30分ぐらい乾かして完成です。
コート剤をつけると、手で触ってもべたつかなくなります。
多少のスレからも守れるようになりますが
爪などで引っかいたりすると、取れてしまうので気を付けましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
せっかく描いた作品ですから、大事に保護したいですね。