美大受験でよく使われる紙
こんにちは、金剛寺です。
今日は美大受験時によく使われる紙をご紹介したいと思います。
◆ミューズ社
白象紙(はくぞうし)
その名の通り、白さがある紙です。
白さはどちらかといえば暖色よりの白さ
表面に凸凹はほとんどなく、かなり滑らかな表面です。
ただ、ケント紙ほど平滑ではないです。
(使用時の注意点)
2023年1月より、仕様変更がありさらに凹凸が無くなりました。
凹凸が少なく、比較的薄い紙なので、あまり硬い硬度の鉛筆でガシガシ描くとあっという間に紙が傷みます。
筆圧をコントロールし、紙が傷まないように描き進めると良いでしょう。
◆ミューズ社
KMKケント紙(けーえむけーけんとし)
青白い白さの平滑な紙です。
消しゴムなどの削りに強く、ケバ立ちにくい紙です。
(使用時の注意点)
とにかく平滑なので、鉛筆を寝かせてザラっとつける・・・ということがほぼできません。
紙自体は丈夫なので、シャープにとがらせた鉛筆で細く線を描きこむ、こすってぼかす
のに向いています。
受ける学科にもよりますが、ファインアート系(油画、日本画、彫刻科など)では比較的「白象」が出やすいかと思います。
ちなみに20年ほど前、某美大で、油画のデッサン試験でKMKケントが出ました。
今もそうなんだろうか・・・・当初、『油絵科で何故?』って思いましたね。
ここまで記事にしてまいりましたが
どの紙が出るかは大学によります(汗)
ご了承ください
また、ここからは私個人の見解ですが
「白象」が出やすいのは、
・値段が安い
・日本で作っている紙なので、安定した流通
ここなのではないかと思います。
受験生ものすごい人数ですからね・・・・
発注も大変だと思うのですよ。
何かお役に立てたならば幸いです。