筆が傷む原因!筆に○○○○をしてはいけない!
こんにちは金剛寺です。
今日は筆が傷んでしまう原因についてお話をします。
これは、水彩筆、日本画の筆、油彩筆、書道筆にかかわるお話です。
◆筆に〇〇をしてはいけない!
筆を買ったとき、穂先にキャップがついていることがあります。
透明な、プラスチックでできた、保護用のキャップです。
つい、使用後の濡れた筆にかぶせてしまう方がおりますが・・・
今すぐ止めましょう!
筆にキャップをしてはいけません。
筆の根本が湿気で腐ってしまい、毛が抜ける原因になります。
販売の時は、きれいな穂先の状態じゃないと売れないので、メーカーがのりで固めてキャップをしています。
その時は乾燥しているので傷みませんが、濡れている穂先をキャップしてしまうと、湿気で根元が腐ってしまうのです。
書道用に筆のキャップが販売されていますが、あくまで持ち運び用と考えてください。
家に帰ったら、よく根元を洗い乾燥させてください。湿気は大敵です。
洗った後はこのように、さかさまに吊るすとよいです。
ピンチハンガーなどを利用すると、干しやすいですよ。
Q:じゃあ、乾燥させた筆先ならキャップしてもいいの?
A:一度使用して、のりが取れた状態の筆を、キャップするのは困難です。
乾燥すると、穂先がふわふわになるので、うまくキャップ内に収めることが難しくなります。やめた方が良いでしょう。
無理に入れようとすると、キャップからはみ出した毛が出て傷みます。
購入時についていた筆先のキャップは捨てましょう。