絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

アクリル絵の具で描いた絵に、ラメパウダーや金粉などの粉類を使う方法

こんにちは、画家の金剛寺です。

アクリル絵具はいろんな素材と組み合わせて使える、とても便利で面白い絵具です。

 

今日はアクリル絵具で描いた絵に、ラメパウダーや、金粉などの粉類を使用する方法をお話していきます。

 

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ラメパウダーは、ネイルのコーナーに行くと、色んな種類があります。

 

 

 

のり剤として 

ジェルメディウムを使用します。

ジェルメディウムをのり剤として使用すると、ラメなどの粉類がうまくくっつきます。

 

ジェルメディウムは乳白色ですが、乾くと透明になります。

こちらはツヤが出るタイプです。

 

 

マット(つや消し)のタイプもあります。

 

 

 

使い方としては

①上から振りかける

②ジェルとラメを混ぜて塗る

などの方法があります。

 

 

①上から振りかける

広い範囲にふわ~っと散らしたい時にお勧めです。

 

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<使用方法 ~茶こしを使う場合~>

・アクリル絵具で描いた画面が乾いたら、ジェルメディウムをラメを振りかけたい場所に筆やハケなどで塗ります。

画面は床やテーブルなどに寝かせ、原液のまま塗っていきます。

 

・ジェルメディウムが乾く前に、ラメパウダーを振りかけます。

ラメの細かさにもよりますが、茶こしなどに入れて振りかけると上手く振りかけられます。

100円ショップなどで「茶こし」は売っているので、購入すると良いでしょう。

あまり目の細かい茶こしだと、粒の大きいラメが網を通らない事があるかもしれないので、使う粒子の粗さによって、目の細かさを選ぶと良いでしょう。

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・ジェルメディウムが乾いたら、乾いたハケなどで余分なラメを落としていきます。

 

 

 

<使用方法 ~筆を使ってラメを振りかける場合~>

・太目の筆を用意し、乾いた状態の筆先にラメを付けます。

穂先がバサバサした、使い古しの筆や、安い筆などの方が良いです。

 

「ファン(扇形)」の筆もお勧めです。

 

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・利き手で筆の軸を真ん中よりやや下ぐらいで持ちます。

 

・軸部分の真ん中ぐらいを、もう片方の手の甲に軽く叩きます。すると、叩いた衝撃でラメが少しずつ落ちていきます。

 

・ジェルメディウムが乾いたら、乾いたハケなどで余分なラメを落としていきます。

 

 

 

②ジェルメディウムとラメを混ぜて塗る

<使用方法>

・ジェルメディウム、筆、パレットナイフ(またはペインティングナイフ)、紙パレットを用意します。

 

・パレットナイフ(またはペインティングナイフ)を使い、ジェルメディウムをすくって紙パレットにのせます。

 

・パレットナイフを良く拭き、ラメパウダーをすくいとり、ジェルにのせて混ぜます。

 

・ジェルとラメが良く混ざったら、筆で塗っていきます。水は付けません。

 

・使用した筆は、まずいらない布やテッシュなどで良く拭きとり、それからバケツの水でよく落としましょう。

最後にセッケン(または食器用洗剤)で筆を良く洗いましょう。

 

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ラメを使った筆は、洗ってもなかなか落ちない事が多いので

ラメ用の筆と、絵を描く用の筆と分けることをお勧めします。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

楽しいアートライフをお楽しみください。