【油絵】お勧め!フランス製 油絵用の筆「ラファエル」
こんにちは、画家の金剛寺です。
筆も安い物から高級なものまで、様々なものがあります。
今日はその中でも高級な筆のブランド「ラファエル」の油彩筆(豚毛)をご紹介したいと思います。
筆のメーカーには、「世界3大筆メーカー」と呼ばれている3社があります。
・ラファエル(フランス)
・ダヴィンチ(ドイツ)
・エスコダ(スペイン)
この3社の筆は、とても品質の良い毛を使っています。
世界中から取れた毛の中で、最も品質の良い毛をまず買い取るのがこの3社と言われています。
水彩筆・油彩筆ともに、この3社の筆はとても品質が良いです。
筆は職人が1本1本手作りしています。
日本のメーカーの筆も、作る技術は負けていないと思うのですが
「毛の品質」ではどうしてもこの3社の方が優れています。
毛も様々な動物の毛があるのですが
今日は「豚毛」の筆をご紹介いたします。
◆お勧め商品◆
ラファエル
油彩筆 358(ラウンド)
こちらの筆は、豚毛で出来ています。
豚毛は腰が非常に強く、油彩画筆としても最もポピュラーな筆です。
◆ラファエル社の歴史◆
1793年に創業
ラファエルは「ブラシ」が一産業として歴史的にも認めらられた直後から、210年以上もの永きにわたり、ブラシだけを専門に作り続けているメーカーです。
210年以上もの長い歴史の中で培われてきた、知識やネットワークにより、アファエルでしかできない原毛の調達、加工システムを持っています。
現在のラファエルで造られているブラシは168シリーズ、1,164種類です。
本場フランスでは約60%の市場占有率を誇っています。
◆ブラシの特徴◆
何代にも受け継がれてきた職人技で出来るブラシは、毛先を一切刃物でカットせず、1本1本手づくりで創業投資と変わらないスタイルで造られています。
この、「穂先をカットしない」ところがポイントです。
カットすると、一見シャープに先が細くなる気がしますが
実際はカットしてしまうと、断面が丸く出てしまうので先が細くまとまらなくなってしまうのです。
タケノコで例えるなら
タケノコは先が尖って生えてきます。
円錐みたいな形ですよね?
その先を切ってしまうと、切り口が楕円になったり、円形になったりしてしまいます。
円錐状の方が、先が尖っているので、束ねた時に穂先がそろうのです。
ラファエル
油彩筆 358(ラウンド)の特徴
この筆は毛のカールを穂の中心に向けて束ねており、穂先が広がりにくいインターロック製法で作られています。
キャンバスに描くと、摩擦で筆が痛みやすいのですが
ラファエルの豚毛筆は、毛がすり減ってもまとまりがあり、とても描きやすいです。
私も愛用しています。
すり減って、ネギボウズ(ねぎの花)みたいになるまで使用します。
ネギボウズ
選ぶ太さ(号数)は、キャンバスの大きさにもよりますが
お勧めは 2号・6号・10号ぐらいが各1本ずつぐらいあると便利です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
楽しいアートライフをお楽しみください。