絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

クレヨンとクレパスの違いとは?

クレヨンクレパスって違うもの?

何が違うの?

 

そんな疑問にお答えします。

 

クレパス1924年に、株式会社サクラクレパスが作った商品名です。

クレヨンとパステルの中間のような、伸びの良いクレヨンが作りたい!

という熱意から生まれました。

 

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ちなみにパステルは、チョークのような、顔料(色の元になる粉)を棒状に固めた画材です。紙に描くと粉末状に伸びます。

基本的に粉なので、描いただけでは画面に定着しないので、フキサチーフ(定着剤)を吹き付けて、定着させる必要があります。

 

 

◆クレヨンの特徴◆

昔は結構固めなものが多く、広い面を塗りつぶすというよりは

線を描くのに向いている画材でした。

海外では今も固めなクレヨンが主流のようです。

 

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シュトックマー社の蜜蝋クレヨンは固めで折れにくい

 

当時のクレヨンの特徴

・硬めなので線が描きやすい。

・手にべとつかない。

・艶がある

 

クレヨンの主な原材料は、顔料(色の元になる粉)と固形ワックスです。

 

現在はこれに体質顔料(粘度、硬さを調節する粉末状のもの)と液体油を混ぜて作られていたりします。

*各会社によります。

 

特に現在の日本のクレヨンは海外に比べ、柔らかめにできています。

なので、日本の会社のクレヨンとクレパスは、どちらもわりと柔らかく出来ています。

あえて言えば、クレパスの方が柔らかい感じです。

 

 

クレパスの特徴◆

クレパスの原材料は、クレヨンとほぼ同じですが、使用している材料の比率が違います。

 

クレパスの方が、体質顔料や油分が多く含まれているので、柔らかく、伸びも良い物のなっています。

*比率については各会社によります。

 

クレパスは油分が多いため、一般名称は「オイルパステル」と呼ばれています。

 

 

◆まとめ◆

 

・「クレパス」は株式会社サクラクレパスの商品名

 

・「クレヨン」やや硬め。線が引きやすい。

 

・「クレパス油分が多く、柔らかめ。面を塗りつぶしやすい。

一般名称は「オイルパステル」

 

 

ザックリまとめるとこんな感じです。

紙に描いた色を、指で伸ばしたり、混色したい場合は「クレパス」(オイルパステル)を選ぶと良いかもしれません。

 

 

今回の記事を書くにあたり、株式会社サクラクレパスさんのホームページより

「コラム」クレパス・クレヨンはどう違うの?を参考にさせて頂きました。

 

それでは楽しいアート生活をお楽しみください。

 

 

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