絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【初心者必見】油絵具を使った筆の洗い方

こんにちは、画家の金剛寺です。

 

今日は油絵具を使った時の、筆の洗い方についてお話していきます。

 

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まずは必要な道具

そして「洗い方ポイント 2点」についてお話していきますね。

 

(必要なもの)

・筆洗油

・トイレットペーパーまたは、いらない布など

・台所用洗剤、または石鹸

 

油絵具は油で練っているので、油で落とします。

筆洗油は、揮発性の石油系の液体です。

 無臭の物がお勧めです。

 

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写真の物は、ふたを開けて、筆を容器の中に入れて洗えるタイプのクリーナーです。

 

容器のくびれた部分あたりにザラザラとした凹凸があり、筆をそこでに当てることで汚れが落としやすくなっています。

 

くびれより下の部分に、絵の具汚れが沈殿するようになっています。

液体が汚れていきますが、静かに置いておけば沈殿していくので、1~2年ぐらいはそのまま使用できます。(使用頻度にもよりますが)

 

明らかに液体がドロドロになってきたら、新聞紙などに液体をしみ込ませて捨てます。

一度良く振って、沈殿したものを混ぜてから新聞紙などにしみ込ませると良いでしょう。

 

詰め替え用の大容量タイプもあるので、容器はそのまま再利用できます。

 

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*注意*

引火性の液体なので、水で湿らせた新聞紙と一緒に捨てるなどしましょう。

 

 

 

◆筆を洗うポイント①

いきなり絵具が付いた筆を、クリーナー容器に突っ込むのではなく

まずはトイレットペーパーや、いらない布などで筆についた絵の具を良くふき取りましょう。

地味ですが、筆の根元まで汚れを落とすために大事な事です。

 

 

クリーナーでよく洗ったら、トイレットペーパーやいらない布などで良く拭き

台所用洗剤や石鹸などで水洗いしていきます。

 

食器などを洗う洗剤(ジョイとか)や、固形の石鹸などで問題ないのですが

この丸善美術の「アクアマジック」は、植物性の成分で肌に優しく、とても良く落ち、

リンス機能もあるので勧めです。

筆がパサつきにくいです。

 

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◆洗うポイント②

筆に洗剤を付け、手のひらの上で「の」の字を書くように筆を動かしながら洗います。

そして、筆の根元から筆先に向かって、しごき落とすようにして絵の具を落とします。

 

「の」の字を書く~しごき落とす。を、2回ぐらい繰り返し、根元に絵の具が残らないようにします。

 

次は流水で、絵の具が出なくなるまでよく洗います。

 

最後に

筆の水分をふき取り、筆立てなどに立てて乾燥させます。

 

良く乾燥していない状態で、箱などの密閉容器にしまってしまうと、筆の根元が腐ってしまうことがあるので気を付けましょう。

 

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ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

楽しいアートライフをお楽しみください。