【初心者必見】はじめてそろえる水彩画(透明水彩・不透明水彩)の道具一式 これがお勧め
こんにちは金剛寺です
これから水彩画を始めたいんだけど、何をそろえたらいいの?
そんな皆様にお勧めの画材をご紹介します。
画像:Pixabay
まずはその前におさらいです
前回「透明水彩絵の具とは?」でお話ししましたが
水彩絵の具には「透明水彩絵の具」と「不透明水彩絵の具(ガッシュ)」の2種類があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
描きたい作風によって「透明水彩絵の具」か「不透明水彩絵の具」を選ぶと良いでしょう。
それではお勧めの画材をご紹介します。
初心者の方が気軽に始められるよう
・比較的、入手がしやすい
・価格が比較的お手ごろで、品質も良い
以上を基準に選んでみました。
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◆「透明水彩絵の具」で描きたい方にお勧めの画材◆
・サクラクレパス パレット18色用
・丸善美術商事 インターロン画筆(1026)ラウンド 2号・6号・10号 各1本ずつ
・丸善美術商事 インターロン画筆(1027)フラット 10号 1本(無くてもOk)
・ホルベイン トリオ筆洗(携帯用)
・マルマン 水彩紙 ヴィファール(中目) お好みのサイズでどうぞ。
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◆「不透明水彩絵の具(ガッシュ)」で描きたい方にお勧めの画材◆
その他の筆などは、上記の「透明水彩絵の具」で描きたい方にお勧めの画材と同じです。
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それではおすすめポイントを、詳しく見ていきましょう。
透明水彩絵の具 18色セット
ホルベイン 透明水彩絵具 18色セット W403 5ml(2号) 003403 新品価格 |
基本色がそろっています。
12色だとちょっと少ないので、18色をご紹介しました。
もちろん18色以上でもOKです。
「不透明水彩絵の具(ガッシュ)」で描きたい方は、こちらがお勧めです。
5mlチューブは小さめのチューブなので、お試しにはもってこいのサイズです。
(注意!)ガッシュの場合、5mlチューブの単色は販売されていません。
単色は15mlの大きいサイズしか販売が無いので、ご注意ください。
ホルベイン 不透明水彩絵具 ガッシュ 18色セット G704 5ml(2号) 003704 新品価格 |
・サクラクレパス パレット18色用
二つ折りになっているので、コンパクトで便利です。
絵具をパレットに出したままの状態で、しまうこともできます。
絵具を18色セットにしたので、仕切りも18仕切りあるモノを選んでみました。
・丸善美術商事
インターロン画筆(1026)ラウンド
2号・6号・10号 各1本ずつ
「インターロン」が商品名で、「1026」が筆のシリーズ名です。
「ラウンド」とは、筆の根元が丸く、穂先に向かって細くなっている形の筆の事です。
筆の太さは号数で表されています。
筆の軸部分の、やや上に書かれている番号が号数です。
ただし、号数には国際的な基準が無いので
各々の会社で「この筆のシリーズの、2号はこの太さ」と、思い思いに決めています。
つまり、会社が違えば同じ「2号」でも太さが違うのです。
今回は、「持っていて損はない太さ」「割とよく使う」サイズをセレクトしました。
筆の毛は、大きく分けると「天然毛」と「合成毛」があります。
また、今回は比較的お手頃価格の「合成毛(ナイロン毛)」をチョイスしました。
インターロンは、穂先のまとまりが長持ちするのでお勧めです。
・丸善美術商事
インターロン画筆(1027)フラット
10号 1本
「フラット」とは、筆の形が四角く、平べったくなった形の筆です。
画面の広い部分、空とか地面などを塗るのに適しています。
1本あると便利ですが、あまり風景とか描かない場合は、この筆は無くても良いでしょう。
・ホルベイン トリオ筆洗(携帯用)
新品価格 |
筆洗は、このように仕切りがあるものの方が
「きれいな水(絵の具に混ぜるよう)」と
「筆を洗う水」と分けて使用できるため、便利です。
トリオ筆洗は、水入れ部分が3つに分解でき、重ねて収納できるコンパクトなタイプです。
場所をとらないので、収納する時便利ですが
特に場所を問わない場合は、大きめのサイズの筆洗の方が水がタップリ入るので洗いやすくお勧めです。
ミッキー バケツ筆洗(L型)
(*こちらは分解できません)
・マルマン
水彩紙 ヴィファール(中目)
大きさはお好みでどうぞ。
「ヴィファール」は緑色の表紙は、全て「中目」です。
紙の表面の凹凸を「目」と呼びます。
凹凸があまりなく、スムーズなものを「細目(ほそめ)」
凹凸が激しく、ザラザラしているものを「荒目(あらめ)」
「細目」と「荒目」の中間ぐらいを「中目(ちゅうめ)」と呼びます。
*紙の種類によっては、「細目」「荒目」が無く、いわゆる「中目」しかない種類もあります。
紙を選ぶとき、水彩画は水をたっぷり使うので、紙が薄いと水を吸ってヘロヘロになってしまいます。
なので、やや厚めの紙を選ぶと良いでしょう。
こちらの「ヴィファール」は、しっかりとした厚みがあり、なおかつお手頃価格なのでお勧めです。
紙の色は、薄いクリームがかった生成色(きなりいろ)をしています。
生成色の紙は、風景や花などの自然物を描くのに適しています。
また、画面に一体感というか、まとまった感じが出やすいので
なんとなく上手く見えます(*^^*)
白い紙が好きな方は
「ミューズ ホワイトワトソン」がお勧めです。
白い紙は、絵の具の色、そのものを楽しむのに向いています。
ホワイトワトソンの方が、やや荒い感じの目です。
「目」は1種類のみです。
「細目」「中目」「荒目」などの種類はありません。
ミューズ 水彩紙 ホワイトワトソンブック SM 239g ホワイト 15枚入り HW-2401 SM 新品価格 |
紙のサイズは、お好みでどうぞ。
「世界堂オンライン」が、サイズ違いなど一覧で見やすいのでお勧めです。
色々ご紹介してきましたが、あくまで私のご提案の一つにすぎません。
画材は本当に、たくさんの種類があるので
「何を選んだらいいのかわからない・・・。」方に、少しでもお役に立てればとご紹介しているだけですので
「これを試してみたいなぁ~。」という絵の具や画材があるようでしたら、それをお使いいただければ良いと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
どうぞ楽しいアートライフをお楽しみください。