絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【初心者必見】透明水彩絵の具 ~下絵を描く時の鉛筆・消しゴムについて~

こんにちは、画家の金剛寺です。

 

今日は透明水彩で絵を描く時に使う、鉛筆と消しゴムについてお話していきます。

 

水彩画, アート, 花, チューリップ

 

◆鉛筆の選び方◆

あまり濃い鉛筆で描くと、絵の具を塗った時鉛筆の粉で色が汚れてしまいます。

なので鉛筆は

「硬すぎず、濃すぎない程度の硬度」

のものを使うと良いでしょう。

 

具体的には

鉛筆の硬度の「B」「HB」がお勧めです。

個人の筆圧と、メーカーによる違い(海外のメーカーの物は、日本のメーカーの物よりやや硬めです)もあるので、できれば描き比べて選ぶと良いです。

 

「う~ん・・・鉛筆もあまりまだ使ったことが無いから、どれを選んだらよいかわからない・・・。」

 

その場合は、三菱ユニの「HB」をお勧めします。

 三菱 ユニ鉛筆 HB

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もちろんハイユニでも良いです。

 

三菱 ハイユニ鉛筆 HB

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ハイユニの方が、芯が滑らかです。

ただ、ハイユニの方がややお値段が高いので、ユニの方をご紹介しました。

 

 

海外メーカーの場合、日本のメーカーよりやや硬いので、1硬度柔らかいものを選ぶと良いです。

 

例えば今ご紹介した

三菱のユニ、ハイユニの「HB」と、ドイツのメーカーステッドラーの「HB」を書き比べるとステッドラーの方がやや硬く感じます。

 

なので、ステッドラーの鉛筆で選ぶなら、1硬度柔らかい「B」を選ぶと良いでしょう。

 

ステッドラー マルスルモグラフ製図用鉛筆 B

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紙に描くとき、あまり力をこめすぎないように気を付けましょう。

ギューギュー力を入れて描いてしまうと、消しゴムで消しにくくなってしまい

結果として絵の具を塗った時、色が汚れて見えたしまいます。

 

軽い力でサラサラと描いていきましょう。

 

 

◆消しゴムについて◆

消しゴムは柔らかい「練消しゴム」がお勧めです。

バニー社の「イージークリーナー」が、ベタベタしづらく、柔らかいのでお勧めです。

 

バニー イージークリーナー(ネリゴム)

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練消しゴムは、使う分だけちぎって練って使います。

柔らかいので例えば平たくつぶしてペタペタと、全体の線を薄くするのに使ったり

細く先がとがるように形作って、細かい部分を消したりすることが出来ます。

 

 下絵を描いた時、練消しゴムを使い、なるべく余分な線は消しておきましょう。

 

「もっと細く線をまとめたい、細かい所を消せる消しゴムがほしい!」

という場合は

トンボの「MONOゼロ(丸型)」がお勧めです。

 

トンボ 消しゴム MONOゼロ(丸型)

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ノック式で、シャーペンのようにカチカチと出して使えます。

細かなところを消すのにお勧めです。

 

鉛筆の線は

・薄く描く

・いらない線を消す

が、透明水彩絵の具で塗った時、キレイに仕上がるコツです。

 

ですが、あえて鉛筆の線を見せる、残すのも味のある雰囲気が出るので

色々試してみるのがお勧めです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

どうそ楽しいアートライフをお楽しみください。

 

 

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