【水彩絵の具】透明水彩絵の具とは?
こんにちは画家の金剛寺です。
今日は「透明水彩絵の具」についてお話していきます。
以前に「ガッシュとは?」という記事を書いたので
「透明水彩絵の具」についても触れておこうと思い、今回記事にしてみました。
水彩絵の具には大きく分けて
「透明水彩絵の具」と「不透明水彩絵の具(ガッシュ)」があります。
◆透明水彩絵の具の特徴◆
・線を描いた上から絵の具を塗ると、絵の具に透明感があるので線が透けて見える。
・紙の白さを「白」として活用するので、基本的に「白色」の絵の具は使わない。
白く表現したいところなどは、基本的に白い絵の具を塗らずに紙の白さを活かします。
なので、はじめから「ここは塗らずに紙の白さを残す」計画性が必要になります。
また、透明感があるので
「赤で塗ったけど、やっぱりここは青にしたいな。」
と、思っても、塗り重ねて修正がほぼできません。
塗り重ねても下の色が透けて見えるので、赤で塗った上から青を塗ると紫色になってしまいます。
画像:Pixabay
透明水彩絵の具は、修正しながらカッチリ描くというよりは、紙にできる「にじみ」を、味わいとして楽しむ感じです。
・描いた線の上から絵の具を塗ると、絵の具が不透明なので線が透けて見えない。
・白い部分は絵の具の「白色」を混ぜて表現する。(紙の白さ残しても良い)
・修正がしやすい。
画像:Pixabay
色味が不透明なので、透明水彩の絵に比べると「物質感」というか、しっかりした存在感が出しやすいです。
絵具が不透明なので、ある程度重ね塗りして修正は可能です。
*水彩絵の具(透明水彩、不透明水彩ともに)乾いても、水にぬれると溶けます。
なので、塗り重ねたときに、下に塗った色が溶け出して混ざってしまいます。
広い面積を大幅に修正するのは難しいです。
また、水で薄めれば、透明水彩のような透明感や、にじみ、ぼかしをすることが出来ます。
どんな雰囲気の絵を描きたいか?
それによって画材を選ぶと良いでしょう。
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それでは楽しいアートライフをお楽しみください。