絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【アクリル画】金色のアクリル絵具を、より効果的に使うコツ2点

こんにちは、画家の金剛寺です。

 金塗装でストローク, 厚塗装, ゴールド, アクリル, ペイント, ブラシ, 構造, 石油, 砂のような

 

キラキラしたゴールドの絵の具は、とても魅力的ですよね

でも使ってみたら、なんか違う?

思ったより金ぽくならない?

もっと金ぽく表現する方法ってあるのかな?

 

そんなお悩みにお答えします。

 

表現したいものにもよるのですが、効果的なのが

暗い色の紙に描く

または

暗い色の下地を作り、その上に金で描く

 

これが一番効果的です。

真っ白い紙や、真っ白いキャンバスに描くよりも

暗い色でまず下地を作り、その上に金色で描いた方が、色に深みが出て金属質な感じが出やすいです。

  

特に、背景などの広い面積を金にしたい場合は

まず画面全体を、暗い色のカラージェッソで下地を作り、乾いてから金色で塗ると効率が良いでしょう。

 

 

◆お勧め商品◆

リキテックス

カラージェッソ バーントアンバー

 

50ml

 

<カラージェッソの特徴>

・マットな質感の下地材です。

・水溶性。水で薄めることが出来ます。

乾くと耐水性(水に溶けない)になります。

 

 

<カラージェッソで下地を作る利点>

・アクリル絵の具で下地を作るより、安くすみます。

特に、大きな画面の時はカラージェッソを使うと便利です。

 

リキテックス社では、少量の50mlからあるので、まずは試してみたい方にお勧めです。

 

 

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とはいえ

白い紙の上に、白い紙の地を活かし、金で細かい模様を描きたい場合は別です。

 

その場合は金を重ね塗りする方が良いでしょう。

 

一度金色のアクリル絵の具で塗り、乾かしてからもう一度金で塗りましょう。

「乾かしてから塗る」がポイントです。

 

良く乾いてない上から重ね塗りしようとすると、一度塗った箇所がはがれてしまう事があります。

なので、乾いた上から重ね塗りしましょう。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

作品に合わせて、色々実験してみてくださいね。

 

どうぞ楽しいアートライフをお楽しみください。