絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

やさしい大人の塗り絵「きれいな花編」あじさいを塗ってみた② ~葉の部分を塗る~

こんにちは

やさしい大人の塗り絵「きれいな花編」

あじさいを塗ってみた、の続きです。

 

art-biyori.hatenablog.com

 

今日は葉の部分を塗っていきます。

 

ところで、皆さんは美味しいものを食べるとき

好きなものを先に食べますか?

後に残しておく?

 

私は「あとに残しておく」派です(笑)

 

絵もそうなんですよね

メインの部分をちょっと置いといて、先にあんまり描いていて面白くない部分を

先にある程度描いちゃいます。

 

そんで、残しておいたメイン部分をウオーッ!って描きます。

 

今回の塗り絵でいうと

メイン:花部分

その他:茎・葉部分

ですね。

 

なので今日は葉の部分を、ある程度描いてしまいます。

 

まぁ、塗り絵なんで、描きたくないところは描かなくてもいいんですけど

とりあえず一通り塗ってみるってことでやっていきます。

 

ここまでが前回描いた分です。

全体を青系で影を付けていきました。

 

ちなみにこういう描き方は、油絵やっている人とかが良くやります。

 

塗り絵なので、はじめから葉はグリーンで描いても良いんですが

全体をこうして薄くブルー(陰に使えそうな色)で描いておくと、全体感が出やすいんです。

 

「花」「葉」とバラバラに見えて、なんかしっくりこない・・・・

そういうことが無くなります。

花も葉もまとまって見えるようになりやすいです。

 

味噌汁でいうと、ダシみたいな感じですね

味がまとまります。

あと、色に深みが出ます。

 

必ずしも青系じゃなきゃダメなわけじゃないですが、青系は影色に使いやすいですね。

 

ではここから茎・葉に進んでみましょう。

使用している色鉛筆は、トンボ鉛筆の「色辞典 第一集」です。

一応、使用した色を書いておきますが、お手持ちの色鉛筆で似たような色でOKです。

その辺は柔軟にいきましょう~。

 

 

色鉛筆「V-4 シャルトルーズグリーン」で、茎・葉部分を全体的にうっすら塗ります。

先に青く影を付けていた部分の上に、この黄緑色が重なると濃い緑色に見えます。

 

 

次に色鉛筆「D-7 千歳緑ちとせみどり」で塗っていきます。

この時、影になっている部分が濃くなるように、筆圧を変えながら濃淡を付けます。

 

お手本よりは鮮やかな色合いのグリーンで仕上がっています。

はい、では次に渋い赤系の色を加えます。

 

上「D-7 千歳緑ちとせみどり」

下「D-1 臙脂色えんじいろ」

 

色鉛筆「D-1 臙脂色えんじいろ」をそっと塗り重ねることで、深みのある濃い緑になります。

 

 

なぜ「そっと」かというと、ぐいぐい塗ってしまうと、モロに赤くなってしまうからです。筆圧を加減しながら、花の影で暗くなっている茎・葉の部分に少しずつ赤みを加えます。

 

さらにちょっと渋めの緑を重ねて、落ち着いた葉の色にしていきます。

色鉛筆「D-6 鶯色うぐいすいろ」

この色は、今はまだ右側の葉の部分に少しだけ入れただけです。

 

臙脂が加わると、一気に色が濃く、暗くなるので

オリーブイエローでバランスを取っていきます。

 

はい、今日はここまでです。

続きます。

 

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