絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【水彩絵の具】持ち運びに便利 手軽に水彩画を楽しめる「固形水彩絵の具」

こんにちは、画家の金剛寺です。

 

水彩絵の具で絵を描きたいけど、準備がちょっと面倒

旅先などで、気軽に水彩画を描きたいけど、荷物が重いのはちょっと・・・・

 

そんなお悩みありませんか?

 

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コンパクトにまとめたいなぁ・・・

 

 

今日は手軽に水彩画を描くことが出来る

「固形水彩絵の具」をご紹介します。

 

固形水彩絵の具とは、固まった状態の絵具の事です。

 水をつけた筆などで溶かして使うことが出来ます。

 

透明水彩絵の具の固形

不透明水彩絵の具(ガッシュ)の固形があります。

 

透明水彩絵の具の固形の方が、種類が多く存在しています。

透明水彩絵の具と、不透明水彩絵の具の違いについてはこちらの記事をご覧ください。

 

art-biyori.hatenablog.com

 

 

art-biyori.hatenablog.com

 

◆固形水彩絵の具の利点◆

・チューブから絵具を出す手間が不要

・パレットが不要

・水筆を組み合わせれば、バケツが不要

 

 

 

サクラクレパス

「プチカラー 水筆入り18色セット」

こんな感じに、固まった絵の具が並んで入っています。

 

 

サクラクレパス 絵の具 固形水彩 プチカラー 18色 水筆入り NCW-18H

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・チューブから絵具を出す手間が不要

 もともと絵の具がパレットに出ている状態なので、チューブから絵の具を出す手間が省けます。

 

・パレットが不要

フタの裏側をパレットとして使用できます。

 

さらに上記の「水筆入り18色セット」には、別途パレットの部分が付いていますので、取り付けて、そこで混色をすることが出来ます。

 

注)セットによって、パレットが付属していないものもあります。

 

 

 

・水筆を組み合わせれば、バケツが不要

「水筆ペン」とは、筆ペンのボティーの部分に水を入れて、使用することが出来る筆ペンです。

水筆ペンで、固形水彩絵の具の表面を、なでるように溶かして絵を描くことが出来ます。

絵具が付いた筆先は、テッシュや不要な布などで拭っていただければ、簡単に筆先についた色を落とすことが出来ます。

 

 

 

 

野外スケッチなど、かさばらず、軽くてとても便利です。

ご自宅でも、ちょっとした時間にサッと用意できるのが魅力です。

 

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*画像はイメージです。プチカラーを使用したものではありません。

 

 

こちらのサクラクレパス「プチカラー」は、単色の販売もあるので、使い切った色を補充することが出来ます。

セットの絵具が入っている部分、下側に番号が書かれています。

それが色の番号になります。

(例:写真のバーミリオンヒューの場合、色番は「014」) 

 

その番号で補充用の単色(単品・レフィル)を探すと良いでしょう。

 

 

 

サクラクレパスの「プチカラー」は入手しやすく、お値段もお手頃なので

「ちょっと試しに使ってみたい。」方にお勧めです。

 

18色セットをご紹介しましたが、60色のセットまであります。

ただ、60色セットはけっこう大きいので、持ち運びを考えている方は、30色ぐらいの方が使いやすいかと思います。

「水筆入り18色セット」以上のセットの場合

ハガキサイズぐらいの紙なら、上フタ部分に紙を置いて描くことが出来ます。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

楽しいアートライフをお楽しみください。