絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【初心者必見】鉛筆デッサンの基本 ~リンゴを描く~

こんにちは、金剛寺です。

今日は鉛筆デッサンについて、お話したいと思います。

今日描くのは「リンゴ」です。

 

お店で美味しそうなリンゴを選んでみてくださいね。

 

りんごの無料写真

 

まずは道具についてお話します。

鉛筆は硬度(硬さ)別に沢山あった方が良いのですが、今回はリンゴを描くうえで最低限必要なモノだけご紹介します。

 

ちなみに

「B」の鉛筆の方が「H」よりもやわらかい(色が濃い)です。

また。「3B」の方が「B」よりもやわらかい(色が濃い)です。

数字が高くなるほどB系の鉛筆はやわらかくなります。

同じように、数字が高くなるほどH系の鉛筆は硬く(色が薄く)なります

 

 

 

鉛筆の削りカスを入れるのに、「ビニール袋」と書きましたが、もちろんゴミ箱があるならそれでOKですよ。

 

続いては鉛筆の持ち方の基本です。

デッサンではこのように、鉛筆を

・寝かせて描く

・立てて描く

ことが多いです。

 

 

 

鉛筆を「寝かせて描く」ためには、通常の鉛筆削りで削るよりも、カッターで削った方が描きやすいです。

デッサンでの基本的な鉛筆の削り方はこんな感じです。

 

 

つぎに「練消しゴム」の使い方について説明します。

練けしは消しているうちに黒くなりますが、まだまだ使えます。

硬くなって練れない状態になったら捨てます。

ほこりがつかないように、筆箱などにしまっておきましょう。

 

以上が道具についての簡単な説明です。

次にリンゴを描くうえで大事なポイントをご紹介します。

 

 

まずは観察することがとっても大事!です。

・一番明るいとことはどこか

・一番暗いところはどこか

観察して見つけましょう。

 

描いている時

「一番明るいところ」と比べて、ほかの部分はどのぐらい明るいのか?

「一番暗いところ」と比べて、ほかの部分はどのぐらい暗いのか?

比べながら描いていくと、立体感が出てきますよ。

 

 

いろんな方向に線を描いていきます。

描きこむばかりでなく、練けしも使って色味を調節していきましょう。

練けしをつぶして平たくして、描いた表面をなでるように薄く消すと色味を調節しやすいですよ。

 

特にキワ(回りこむところ)は、光が差し込んでくる感じを練けしで消したり、薄く描いたりして調節すると、グッと絵が立体的になりますよ。

 

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楽しんで描いてみてくださいね。