アンパンマンはヒーローだけど、やなせたかし先生もヒーローだと思う
こんにちは
不安障と不眠に7年ほど悩まされ、結局退職した金剛寺です。
40代半ば近くですが、人生再出発となりました。
さて、どうしよう・・・
まずはメンタルを整えようと、朝ウォーキングしたり、運動したりしています。
夜もだいぶ眠れるようになりました。
以前は、寝ようとすると仕事の心配事が漫画の描き文字みたいにワーッと押し寄せて
不安んでよく眠れず
また寝ても、超リアルな仕事の夢(何かアクシデントがあった夢)で真夜中や明け方に起きてしまい
『これは夢?現実?』と混乱し、また眠れない・・・というありさまでした。
今は辞めて半月ほどたったので、だいぶ良くなりました
仕事の夢も見なくなりました(辞めた直後は仕事の夢をみていました・・・)
そんな中
たまたま図書館で、やなしたかし先生の著書
「何のために生まれてきたの?」
が目に留まり、パラパラと読み始めたんですが、すごく元気をもらった本だったのでご紹介したいと思います。
お写真は93歳の時のもの。
とっても素敵な笑顔です。
こんな風に年を取ってみたい。
何のために生まれてきたの? 希望のありか (100年インタビュー) [ やなせたかし ] 価格:1,210円 |
やなしたかし先生といえば、いわずとしれた国民的ヒーロー
「アンパンマン」の生みの親
超・大御所であります。
94歳でお亡くなりになるまで、現役でお仕事をされていた
超・巨匠です。
本書では「アンパンマン」の作品誕生の経緯、
戦争体験や下積み時代を乗り越え、くじけずやってきた元気の理由がインタビュー形式で書かれています。
アンパンマンの元祖となる絵本の登場は、やなせ先生が54歳の時
テレビで放送されたのは69歳の時だったそうで、かなり遅咲きです。
そこから94歳までお仕事をされてきた・・・・
並みの胆力じゃないです。
本書で
「現在と未来しかないの。そうすると、現在とその未来をなるべく楽しく、なるべく面白く、生きた方がいいんです。過去の事をいくら考えてもしょうがない。」
と、おっしゃっているのですが
なんというか、言葉の重みが違います。
戦争を体験され、69歳でブレイクするまで、腐らず、コツコツと仕事をされ、
90過ぎても現役で仕事をされている方の言葉は、重みが違います。
ある時
とあるバレエの評論家が、「最近仕事が無くて困っている」と、
やなせ先生に相談した話があります。
先生は、
それならせっかく時間があるのだから、バレエについての研究を一生懸命なさい。
と助言されます。
その方は仕事ではなく、バレエの研究をはじめました。
すると、
なぜかどんどんバレエの仕事が来るようになったそうです。
以下、やなせ先生の言葉です
やっている人のところには、なぜかくるんだ。
何も人のところには来ません。(中略)
どんな状況になってもやり続ける。
前向きにね
やっていないと、せっかくチャンスが来てもつかめません。
また、やってきたチャンスを素早くつかむためにも、やり続けていることが大事ですよね。
全然何もしていないと、せっかくチャンスが来ても
『う~ん・・・最近やっていないんだよね・・・できるかな・・・』
と、躊躇してしまうと思うんです。
パッとつかみ取るためにも、ちょっとでもいいから続けていくのは大事ですよね。
まだメンタル的に調子が今一つで、絵を描く気になれないのですが
この本を読んで、ちょっとでもいいから何か描いてみようという気持ちになりました。
アンパンマンはヒーローだけど
こんな気持ちにさせてくれる、やなせ先生もヒーローだと思いました。