自分が描いた絵の価格は、案外強気でもいいようです
自分が描いた絵を販売する時
『う~ん、自分は知名度のある絵描きじゃないし・・・・高い値段だと売れないよな・・・』
と、思い、相場よりやや低い値段で売ってしまう。
そんなことありませんか?
私は20代~30代はそんな感じでした。
相場とか一応調べますが、なんとなく腰が引けるというか
『自分がこんな値段で売るのは、おこがましいのでは?』と思ってしまい
ほぼ材料費のみぐらいの値段をつけてしまいました。
当然設けは出ません。
「買って頂けるだけでありがたい」と、思っていました。
まあ、それは悪いことではないのですが
「絵描きとしてやっていく」ことを考えると、あまり良い事とはいえません。
絵描きだってビジネスです。
大学生時代、教授に
「絵をタダであげちゃだめだよ。よっぽど親しい人とかにプレゼントなら良いけど、
タダであげたものは大事にされないからね。」
と、言われたことがあります。
その先生は彫刻家なのですが
バリバリ作品を作り、なおかつ売れている先生だったので、とても言葉に重みがありました。
さて
最近の事なのですが、とある知り合いの画家さんがおりまして
かなり個性的というか
キャラが濃い方なのですが・・・・
かなり超・強気の価格設定をされていまして
だいたい数百万~何千万という価格を自分でつけてらっしゃいます。
知名度は無い方です。
あまり詳しくは知らないのですが、特に美大を出た方でもなく
独学で描いてらっしゃいます。
その価格はさすがに強気すぎでは?
と、思っていましたが
先日お会いした時に
「〇千万円で売れた。」
というお話をされており
あ、強気設定でも良いんじゃないか?
と、ちょっと目から鱗が落ちた感じです。
自分の作品の価値を、低く見積もりすぎていたのではないか?
自己肯定感が低すぎるのではないか?
この方は、かなり変わった方ですが
すごく自己肯定感が高く、自信に満ち溢れています。
そしてかなりお金持ちの方です。
*画像はイメージです
ちょっと話はそれますが
お金持ちだから自己肯定感が高い・・・わけではなく
自己肯定感が高いからお金持ち・・・なのではないか?
自分自身を大事に考えているから、まわりからも大事に扱われるし
自分が「すっごく価値のある、大事な作品」と思い、そう扱っているから〇千万円で絵が売れたのではないか?
実際、
心理学的にも『自分はダメなヤツ』と、思っていると
周りから『あいつは雑に扱って良い奴だ』という認識をされてしまうそうです。
逆に『自分は価値がある』と、堂々としていると
周りからも大事にされます。
自分の価値は自分で決める
なので
「画家として(裕福に)生活する」ことを目指すのであれば
まずは自分が「作品に価値がある」と、思うことが大事なのではないか?
と考えたわけです。
まぁ
いきなり自分の作品に、〇千万円の値段を付けようとは思いませんが
自分の作品をもっと大事に考える
自分自身も、価値のある人間だと考える
そういうことを考える、いいきっかけになりました。