絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

布に描けるお勧めの絵の具

こんにちは、画家の金剛寺です。

今日は布に描ける絵具をご紹介します。

 

◆アクリル絵具は布に描ける◆

まず結論から言うと、アクリル絵具は布に描けます。

描いた後、丸一日ほど乾燥させれば洗っても落ちません。

 

ただし

最近は洗剤の方が優秀なため、全く落ちないわけではありません。

 

また、ラメなどの絵の具の場合、ラメは粒が大きい為定着しにくく、洗濯で落ちる可能性があります。

 

そこをふまえて

お勧めの布に描ける絵具をご紹介します。

 

 

ターナー色彩

「布えのぐ」

 

◆布絵具の特徴◆

・布専用の水性絵の具です。

・アイロンがけなどの熱処理不要

・乾くと耐水性になります。

完全乾燥していれば(丸1日は乾燥させる)洗濯しても大丈夫です。

できれば裏返して洗った方が良いです。

最近の洗剤は優秀なので、何度か洗っていると落ちる可能性があります。

 

・アクリル絵具と違い、しなやかさがあります。

アクリル絵具だと、ちょっとパリパリしがちですが、布えのぐは布を曲げても絵の具が割れにくいです。

 

◆布との相性◆

◎特に良い:綿(ニット)、綿(帆布)、ポリエステル、アクリル繊維、麻、ジーンズ

◎良い:レーヨン、シルク

△普通:アセテート、サテン、不織布、ナイロン、合皮

   (ポリウレタン60%、ポリウレタン40%)

✖良くない:キュプラ

 

*防水、防汚加工がされているには接着しません。

*記事の種類は様々なものがあります。特に化学繊維の場合は相性がありますので、目立たない部分であらかじめ試してみて下さい。

 

シルク, 繊維, テクスチャ, コットン, ファブリック, 布, サテン, 素材

 

◆色の種類◆

普通色:29色

日本の伝統色:12色

ラメカラー:6色

 

 

 

 

ターナー社の「布えのぐ」は、色数も多いのでお勧めです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

楽しいアートライフをお楽しみください。