絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【油絵】初心者でも簡単に、絵の具を盛り上げて描く方法

こんにちは、画家の金剛寺です。

 

油絵で、絵具を盛り上げて描こうとすると、絵の具が滑ってうまくいかない・・・

厚塗りすると、なかなか乾かなくて、絵が進まない・・・

 

そんなことありませんか?

  

油絵具を盛り上げて描きたい場合、いくつかの方法があるのですが

今日は初心者の方でも出来る、簡単な方法をご紹介していきます。

 

ポスト印象派, ファイン ・ アート, 青, オランダ, 画家, カラフルです, 海, セーリング, ボート

 

 

◆絵の具の油を抜く◆

油絵具は「顔料(色のもとになる粉)」+「オイル」で練って作られています。

絵具に含まれるオイル分を抜くと、やや締まって硬くなり、盛り上げやすくなります。

 

[用意するもの]

・いらなくなった新聞紙、またはザラザラした紙の雑誌(ジャ〇プ、マガ〇ンなど)

・ペインティングナイフ、またはパレットナイフ

サランラップ

 

[油抜きの方法]

・いらなくなった新聞紙や雑誌を用意します。

ザラザラした表面の紙がお勧めです。

 

・新聞紙などの上に、絵の具をチューブから絞ってのせます。

・絵の具にホコリが付かないよう、サランラップをかぶせておきます。

・このまま1日置きます。

・翌日、サランラップを剥がし、ペインティングナイフ、またはパレットナイフで絵の具を新聞紙からすくい取り、パレットに乗せて使用します。

 

ようは「天ぷらを紙の上にのせて、油抜きする」のと同じです。

油をよく吸うように、ザラザラした紙が適しています。

 

油抜きをした絵の具を、このまま使用しても良いですが

乾燥を早めるメディウムと合わせて使用すると、より盛り上げやすくなります。

 

 

◆速乾性メディウム

メディウムとは「媒体」の意味で、顔料と支持体(キャンバスなどの描くもの)とをくっつけるものを指します。

 

ザックリ言うと、絵の具と混ぜる溶剤の事です。

メディウムには様々なものがありますが、ここでは私がお勧めする2社の速乾性メディウムをご紹介したいと思います。

 

[お勧めその①]

ウインザー&ニュートン

「リクイン・オレオパスト」(微光沢タイプ)

「リクイン・インパスト」(半光沢タイプ)

 

油絵具に混ぜて使う、ペースト状の速乾材です。

「オレオパスト」の方が、やや早く乾きます。

 

絵具に混ぜると

「オレオパスト」は微光沢

インパスト」は半光沢になります。

 

光沢を出したい場合は、この後ご紹介する

ホルベイン「ストロングメディウムグロス」をお勧めします。

 

絵具に混ぜる量に、制限は特にないですが

あまり多く混ぜると、絵の具の色味が薄くなってしまうので、多くても絵具と同量ぐらいにしておいた方が良いでしょう。

 

上記で紹介した、「油抜きをした絵の具」に混ぜて使うとより盛り上げやすくなります。

もちろん油抜きをしていない、チューブから出したばかりの絵の具に混ぜても盛り上げ効果があります。

 

*ウインザー&ニュートン社はイギリスのメーカーです。

コロナの関係で本国で欠品している場合、入手がしづらいことがあります。

 

Winsor&Newton 油絵画用液 755 リクイン・オレオパスト 200ml

新品価格
¥2,861から
(2021/5/5 10:38時点)

 

Winsor&Newton 油絵画用液 753 リクイン・インパスト (PET) 200ml

新品価格
¥3,179から
(2021/5/5 10:39時点)

 

 [お勧めその②]

ホルベイン

「ストロングメディウム」(光沢のない、マットタイプ)

「ストロングメディウムグロス」(光沢タイプ)

 

こちらも油絵具に混ぜて使う速乾材です。

半透明のペースト状ですが、乾けば透明になります。

 

ホルベインは日本のメーカーなので、ニュートンより入手しやすく、価格もお手頃です。

 

絵具をマットにしたい場合は「ストロングメディウム

絵具に光沢を出したい場合は「ストロングメディウムグロス」を選びましょう。

 

ホルベイン 油絵具 ストロングメディウム H403 50ml(10号)

新品価格
¥825から
(2021/5/5 10:05時点)

 

ホルベイン 油絵具 ストロングメディウムグロス H404 50ml(10号)

新品価格
¥769から
(2021/5/5 10:14時点)

 

 

 

 

f:id:art-biyori:20210505113230p:plain

 

 ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

楽しいアートライフをお楽しみください。