【初心者必見】はじめてそろえるアクリル絵の具 これがお勧め
こんにちは、画家の金剛寺です。
アクリル絵の具を使ってみたいけど、何をそろえたらいいかわからない・・・
そもそもアクリル絵の具って、どんな絵の具なの?
そんな疑問にお答えします。
◆アクリル絵の具とは◆
絵の具は「顔料」と呼ばれる色の粉と、糊剤でできています。
アクリル絵の具は「アクリル樹脂」と呼ばれる合成の樹脂を糊剤としています。
◆アクリル絵の具の特徴◆
①水に溶けます。乾くと耐水性(水に溶けない)になる
水で薄めたり、水で筆を洗うことが出来ます。
乾くと耐水性なので、色を塗り重ねてしやすいです。
*乾かないうちに、重ね塗りすると色が混ざります。
乾くと耐水性なので、筆は早めに洗いましょう。
②紙、布、木、石、プラスチック、ガラス、金属など、様々な素材に描くことが出来ます。
キャンバスにも描くことが出来ます。
キャンバスは「油彩・アクリル兼用」と書かれた商品を選びましょう。
「油彩」用のキャンバスの場合、下地にオイルが使われているため、アクリル絵の具で塗ると、剥離するおそれがあります。
ホルベインACキャンバスは、「油彩・アクリル兼用」です。
③水で薄く溶いて水彩画風に、こってり盛り上げて油絵風にも描くことが出来ます。
色々な風合いで描けるのがアクリル絵の具の良い所です。
油絵具のような匂いも無いので、使いやすいです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが
アクリル絵の具の特徴を踏まえて
アクリル画を楽しむために必要な道具を、ご紹介していきたいと思います。
【アクリル画の道具】
・アクリル絵の具
リキテックス プライム 12色セット
「プライム」のシリーズの最大の特徴は
乾く前と、乾いた後の、色の差がほとんどないことです。
通常のアクリル絵の具は、塗ったばかりの色はやや暗く、乾くと明るく見えます。
イメージ的には、ジーパンが濡れてる時と、乾いてる時で色が違って見える
そんな感じです。
しかしこの「プライム」のシリーズは、その色の差がほとんどないので、とても制作がしやすいです。
私も愛用しています。
・筆
インターロン画筆(1026) 丸筆 2号・6号・10号 各1本ずつ
ナイロン毛の筆です。
しなやかで弾力があり、耐久性に優れています。
穂先のまとまりも長持ちするのでお勧めです。
・パレット
ホルベイン ペーパーパレットS
表面に水を通さない加工がしてある紙のパレットです。
ノートのように何枚も重なっていて、使用した後は1枚ずつはがして捨てられます。
アクリル絵の具は乾くと耐水性になるため、プラスチック製のパレットだと、なかなか絵の具が落ちません。
その点ペーパーパレットだと、はがして捨てるだけなのでとても便利です。
サイズは「S」をご紹介しましたが、お好みのサイズでどうぞ。
・筆洗
ミッキー 筆洗
筆を洗うバケツは、このように仕切りがあるタイプがお勧めです。
全ての仕切りで筆を洗わず、1か所だけきれいな水を残し、絵の具に水を足す用にしておきましょう。
・スケッチブック
マルマン ヴィファール 中目 SM(サムホールサイズ)
水彩紙はやや厚めの紙を選ぶと、良いでしょう。
薄い紙だと、紙が水分を吸って波打ってしまい、描きにくいです。
こちらの「ヴィファール」は、比較的お手頃な価格で厚目なのでお勧めです。
紙はややクリームがかった色の紙です。
紙のざらつき具合を「目」と呼び、こちらのヴィファールは「荒目」「中目」「細目」の2種類があります。
「荒目」・・・表面がかなりザラザラしている。力強い表現に向いている。
「中目」・・・ほどよくざらつきがある。
「細目」・・・表面がすべすべしている。細密な絵に向いている。
まずは「中目」を選んでみましょう。
サイズはSM(サムホール)ぐらいが小ぶりで場所をとらないので、ご紹介しましたが、お好みのサイズでどうぞ。
・筆をぬぐう布・テッシュ・ペーパータオルなど
筆についた水分量を調節したり、余分な絵の具をぬぐったりするのに使います。
筆を洗う前に、よく絵の具をぬぐって落としてから筆洗で洗うと、筆洗の水が汚れにくく、絵の具も良く落ちます。
【番外】
・キャンバス(油彩・アクリル兼用)
キャンバスはこのようなミニサイズの物もあります。
飾る場所を選ばないサイズで、遊び心をくすぐられます。
以上です。
アクリル絵の具は重ね塗りがしやすいため、失敗しても修正がしやすいです。
初心者の方でも安心して始められる、良い画材だと思います。
それでは皆様、良いアートライフをお楽しみください。
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