絵を楽しむ

画材店に勤務する画歴20年以上の画家が、お勧めの画材などをご紹介していきます。

【初心者必見】アクリル絵具で肌色をつくる方法

「アクリル絵の具を使って、キャラクターを描いてみたいけど、肌色がうまく作れない。」

 

そんなことありませんか?

初めてでも簡単にできる「肌色」の混色方法をご紹介します。

 

 

「肌色」と、一口に言っても千差万別

ヨーロッパ、アジア、アフリカなど、人種によって違います。

ちなみに、最近は人種差別にならないよう、絵の具や色鉛筆に「はだいろ」の表記をしていないことがほとんどです。現在は「ペールオレンジ」などの表記が多いようです。

 

また、日に焼けた肌の色なども、色々ありますよね。

今回は「日本人の肌に近い色」を作ってみましょう。

 

 

用意するのは「白」「黄色」「赤」です。

「白」+「黄色」+「赤」で混色すると、アジア系の肌色が作れます。

 

「黄色」「赤」といっても、いろんな「黄色」「赤」がありますので、はじめは混色した見本を、自分で作るのをお勧めします。

 

 

では早速作ってみましょう

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左から

リキテックスリキテックス プライム」

チタニウムホワイト

・イエローミディアムアゾ

・パーマネントローズ

・ナフソールレッドライト

 

ホルベイン「アクリラガッシュ

・オペラ

今回は「赤」のバリエーションとして、蛍光ピンクの「オペラ」を加えてみました。

 

*他メーカーどうしののアクリル絵の具を、混色しても特に問題ありません。

 

 

 

紙にまずはそれぞれ塗ってみましょう。

右側は、それぞれの色にチタニウムホワイトを混ぜた色です。

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「白」に少し「黄色」を加え、さらに少しずつ「赤」を加えて肌色を作ります。

ちょっぴりずつ混ぜて色味を調節すると、失敗しにくいです。

 

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この画像だと、「オペラ」でつくった肌色が、かなり黄色っぽいですが・・・・

実際は彩度の高い、鮮やかなオレンジっぽい色です😅

 

白の分量が少ないと、かなり濃いオレンジっぽい色になります。この色はキャラクターを塗るとき、絵柄にもよりますが、肌の影の色として使用することもできますよ。

 

 

 

 

今日のまとめ

・肌色は「白」+「黄色」+「赤」を混ぜたら出来る

・混色は少しずつ混ぜる

 

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